拡大する写真・図版聴衆のいないホールで室内楽を演奏するベルリン・フィルの楽団員たち。演奏はデジタル・コンサートホールで配信中だ(C)Berliner Philharmoniker、ベルリン・フィル・メディア提供

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、世界各国のコンサートホールや劇場が閉鎖に追い込まれている。活動の場を失ったオーケストラやバレエ団は、公演などをインターネットで無料配信。その内容はかつてないほどの充実ぶりで、「#StayAtHome(家にいよう)」のいま、自宅で過ごすファンの背中を押してくれている。

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、有料動画配信サービス「デジタル・コンサートホール(DCH)」(https://www.digitalconcerthall.com/ja/news別ウインドウで開きます)を3月15日から開放している。約20ユーロ(約2400円)の必要な30日間の利用権を4月末まで無料で配布中だ。

 首席指揮者のキリル・ペトレンコをはじめダニエル・バレンボイム、内田光子、ヨーヨー・マといった世界的音楽家たちの演奏やインタビューが並ぶ。同楽団の首席フルート奏者エマニュエル・パユがインタビュアーを務める動画もあり、楽曲の魅力について語るスターのリラックスした素顔を引き出している。

 カラヤンやチェリビダッケ、アバドら巨匠たちの貴重なドキュメンタリー映像もあり、計600本以上の全コンテンツを臨場感のある高音質で楽しめる。ほとんどに英語や日本語字幕がついている。

 ベルリンにある同楽団の本拠地・フィルハーモニーは現在閉鎖中。今月4日から、ドイツ南部の保養地バーデン・バーデンで予定されていた恒例のイースター音楽祭も中止になり、無聴衆で行った4回連続のライブ中継「イースター@フィルハーモニー音楽祭」を配信。初回は日本から約2500人が視聴した。

 DCHを運営する子会社ベルリン・フィル・メディアの担当者によると、今回は有料会員にも無料で提供する異例の対応をしている。「あえてそうしたのは新型コロナウイルスが猛威を振るう状況で、ファンの皆様に我々の演奏を届け、少しでも生活を豊かにしてほしいという強い願いを持っているから」と話す。

 ロンドン交響楽団(https://lso.co.uk/whats-on/alwaysplaying.html別ウインドウで開きます)も週2回、音楽監督サイモン・ラトル指揮の公演などを配信している。国内では、東京交響楽団が3月に行った無聴衆の2公演は動画サイト「ニコニコ動画」で生配信され、のべ約20万人が視聴。予想をはるかに上回る桁違いの数字で、ネット上でも「伝説」と驚かれている。

 歌劇場も無料のストリーミング配信に意欲的だ。

 日替わりで配信するのは米・ニ…

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