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 河野太郎防衛相は24日夜、エスパー米国防長官と電話協議を行った。防衛省によると、河野氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から発がん性の疑われる有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤が流出したことに「強い遺憾の意」を伝えた。エスパー氏の反応は明らかにしていない。

拡大する写真・図版河野太郎防衛相(右)とエスパー米国防長官=今年1月、米国防総省

 日米防衛相が話すのは、河野氏が今年1月に訪米して以来。電話協議は約30分間行われた。防衛省によると、泡消火剤の流出問題は河野氏が取り上げ、両氏は地元住民の懸念を払拭(ふっしょく)するため緊密に連携していくことで一致したという。

日米防衛協力の維持でも一致

 新型コロナウイルスが世界的に流行するなか、日米の防衛協力や共同訓練など、安全保障面の能力維持を図っていくことでも一致した。原子力空母セオドア・ルーズベルトで集団感染が起きるなど、米軍内の感染者急増で米軍の即応力低下に懸念が高まっていることが念頭にある。

 北朝鮮が短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体の発射を続けていることについては、「国際社会の深刻な課題だ」として動向を注視しながら緊密に連携していくことを確認した。(寺本大蔵)