「生活リズム整えて」 親たち150人がオンライン授業
小若理恵
親たちが始めた「オンライン授業」
新型コロナウイルスの感染拡大で休校・休園が長引くなか、親たちが得意分野を持ち寄って無料の「オンライン授業」を始めた。乱れがちな子どもの生活リズムを整えたいと、毎日朝から生中継。講師は150人にのぼり、親子で楽しめる講座が盛りだくさんだ。
「みなさん、おはようございまーす」。毎日午前8時、愛知県豊田市の小学校教員、大澤梨紗さん(33)はパソコンの画面越しに子どもたちに呼びかける。
今月6日に始まった「休校・休園きっず部」の「朝の会」。ビデオ会議ができるアプリ「Zoom」を使い、約20分間、大澤さんは子どもたちと言葉を交わし、ラジオ体操で体を動かす。
朝の会から、午後4時半開始の「帰りの会」まで毎日、30~40分刻みで講座が組まれている。「消しゴムはんこ作り」「親子で音楽遊び」「クイズ&なぞなぞ」「ヨガ」など親子で楽しめる講座のほか、おしゃべりをせずに勉強する「自習室」や「理科の実験」などもある。夜には「傾聴コミュニケーション」「お茶会」など大人向けの講座を開いている。
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