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 南海トラフ地震が起きる可能性が高まった際、津波発生前の避難を呼びかける「事前避難対象地域」の指定が進んでいない。住民を1週間程度受け入れられる公的施設が不足しているからだ。民間の宿泊施設を利用して避難所を確保しようという動きも出てきた。

 最大約30メートルの津波が15分以内に到達する伊豆諸島の新島(東京都新島村)。推計される死者数は1313人で、都内の全死者数の6割超を占める。

 村ではこれまでも、事前避難の対象地域の検討を続けてきた。だが、2118人の住民の7割ほどが津波の浸水域と重なる沿岸部で暮らしている。浸水域のすべての住民を受け入れるには避難所が足りない。

 新島では約10カ所の避難所を想定していたが、そのうち半数が浸水域に含まれ、指定できた避難所は建設予定の1カ所も含めて5カ所にとどまる。その避難所も、30メートルの津波がぎりぎり届かない島内の中学校や高校、保育園で、学業との兼ね合いの問題が残る。

 現時点では多くの住民を受け入…

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