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 とっさの消火活動で火事が広がるのを防いだとして、石巻署は22日、宮城県の東松島市立矢本西小5年生の松本春馬君(10)、庄子奏生(かなう)君(10)に感謝状を贈った。

 8日午後2時40分ごろ、東松島市内で友人らと鬼ごっこをしていた2人は、民家の庭から上がる煙を発見。近づくと、花壇の枕木付近から30センチほどの高さまで炎が上がっていた。呼び鈴を鳴らすなどして住人に呼びかけたが応答がなく、持っていたペットボトルのジュースなどを何度もかけ、松本君の携帯電話から110番通報した。消防車が着いた時には火はほぼ消えていたという。

 庄子君の父親は消防署員で、火を見つけたらまず家の人に声をかけるよう教わっていた。庄子君は「火を見つけたときはびっくりした。言われた通りにできてうれしい」、松本君は「緊張したが、賞状をもらえてよかった」と話した。

 2人は幼稚園からの幼なじみで、火災当日には始業式があった。岡島利明署長は「消火活動だけでなく、自ら通報もしている。大人でもなかなかできない勇気ある行動だ。コロナの中、2人の行動は明るいニュースだ」と話した。(近藤咲子)