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 介護サービスが必要な87歳の両親と3人で暮らす兵庫県芦屋市の女性(57)は、一日中、気が休まらない。新型コロナウイルスの終息が見通せない状況が続いているためだ。感染を防ぐため、命に関わるサービス以外はキャンセルし、自らが担うことにしたが、思うようにいかない。何より、自分が感染して倒れたら、両親はどうなってしまうのか。そんな不安を抱えた毎日を過ごしている。

 6年前、母親に認知症の症状が表れ、3年前には難病の大脳皮質基底核変性症と診断された。筋肉が硬くなったり、動作がぎこちなくなったりする病気だ。女性はフルタイムの仕事をやめ、週末のみのパートに変えた。家で母親を支えることを決めた。

 母親の要介護認定は、最も重い「要介護5」。車いすにのせて、食事を食べさせる時以外は寝たきりだ。「ああ」「痛(いた)たっ」などの単語しか話すことができない。看護師が医療ケアをしてくれる週4回の訪問看護のほか、訪問リハビリ、口腔(こうくう)ケアをそれぞれ週1回利用してきた。口腔ケアは、食べ物ののみ込みが悪くならないために頼んでいた。父親も過去に心臓を手術したことがある。「要支援1」で、月1回訪問リハビリを受けていた。

 3月になって、新型コロナの感染者が急増した。伊丹市のデイケア(通所リハビリテーション)施設で、集団感染が起きた。「新型コロナに、大好きな両親の命が取られてしまうかもと思い、怖くなった」

 感染リスクを考え、訪問リハビ…

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