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 イタリアのコンテ首相は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実施していた外出禁止などの規制を緩和する方針を発表した。人との距離を空けたり、密集したりしないよう対策を取った上で、5月4日から公園を再開し、レストランの持ち帰り営業を認める。同18日からは博物館が再開し、小売店も営業できるようになる。飲食店と美容室の営業は6月1日から認める。一方、学校は9月まで休校とすることを決めた。

 コンテ首相は26日夜に記者会見し、「警戒を怠ると感染拡大のカーブが再び上昇して死者が増え、経済に取り返しのつかない損害を与える。人との距離を取ってほしい」と呼びかけた。移動の際に目的地や理由を記入する「証明書」は引き続き義務づける。

 同じ州内にいる親族を訪問することは、5月4日から認められる。製造業や建設業も再開できる。ただし、1メートル以上(スポーツでは2メートル以上)の距離を空け、屋内や公共交通機関など閉鎖された空間ではマスクの着用を義務づける。

 同国政府の発表によると、26日時点の感染者数は19万7675人で、死者数は2万6644人。前日からの増加率はいずれも1%台が続いている。(ローマ=河原田慎一)