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 新型コロナウイルスの感染拡大で学校に行けずにいる小中学生を相手に、筑紫女学園大(福岡県太宰府市)の学生が文通をしている。子どもたちの不安や疑問を受け止め、心が和らぐような言葉を届ける。

 「ゆめは薬ざいしです。なにを勉強をすればいいですか」

 「高校や大学の受験などが本当に受かるのかが心配です」

 同大にはこの1カ月間で、太宰府市の小中学生から計13通の手紙が届いた。寄せられたはがきやびんせんには、日々の悩みや相談事がつづられていた。

 手紙を読み、返事を出すのは、社会福祉士やカウンセラーをめざす人間科学部などの学生有志。休校期間中、子どもたちが抱える不安やストレスをはき出せる機会をつくろうと、太宰府市教委を通じて学校に案内を出し、3月中旬から取り組んでいる。活動に携わる人間科学部の大西良・准教授(41)は「メールよりも時間をかけて書く手紙で、自分の感情を表現する機会をつくってほしい。学生にとっても、子どもの思いをくみ取る力を身につける体験になる」と話す。

 届いた手紙はメンバー全員で読み、どんなメッセージを返したいか話し合う。大学院2年の中山日向子さん(24)は「答えを示すのではなく、『私はこうだったよ』と、経験談が考えるヒントになるよう意識しています」。例えば、宿題がしたくない場合の対処法を聞かれた時。「図書館で勉強をしていました」「好きな趣味や勉強を見つけようと、宿題もやるようになった」と具体的につづった。

 活動は新学期を区切りに終える…

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