沖縄への航空予約「6万人いる」知事キャンセル呼びかけ
沖縄県の玉城デニー知事は26日、ツイッターに「大型連休に沖縄へ来る予定の方が航空会社の予約によると6万人余いる」と投稿し、「どうか今の沖縄への旅はキャンセルして」と呼びかけた。新型コロナウイルスの感染が広がり、政府も不要不急の旅行や帰省を減らすため全国を対象に緊急事態宣言を出している。
玉城氏は「残念ですが沖縄は非常事態宣言の体制で充分なおもてなしは到底できません」としたうえで、「離島を含め医療体制も非常事態です。受け入れ可能な時期までお待ち下さい」とも書き込んだ。
日本航空と全日空によると、大型連休期間(29日~5月6日)の全国と沖縄方面を結ぶ便は、23日までで日航グループでは約2万7千人(昨年比18%)、全日空で約2万3千人(同10%)で、計約5万人の予約がある。
どちらも低調だが、昨年比の数字を北海道や九州などほかの方面と全国を結ぶ便と比較すると、日航で5~8ポイント、全日空で1~3ポイント高くなっている。全日空の担当者は「レジャーかどうかはわからないが、沖縄方面はまだ若干需要が残っている」とみる。一方、無料で払い戻しに応じていることもあり、キャンセルも他の方面より増えている。「実際にどの程度の人が利用するかはわからない」(日航の担当者)という。
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