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 栃木県は26日夜、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された大田原市の80代女性が、発症後に県が休業要請していた市内のスポーツクラブを利用していたことを明らかにした。会見に出席した福田富一知事は「営業が継続され、利用が続いたことは残念」と語った。

 県は女性が施設を使った2日間の利用者延べ約360人の健康観察を実施する方針だ。県は18日からスポーツクラブを含めた対象事業者に休業要請していた。県によると、女性の感染確認を受け、このスポーツクラブは27日から5月6日まで休業に入ったという。

 26日に発表した県内の新たな感染者は2人。そのうちの1人で53例目となった大田原市の女性は16日に倦怠(けんたい)感があり、17日から37~38度台の発熱が続いた。19日にいったん解熱し、21日から再び38~39度台の発熱があったという。この間、女性は16日と21日に大田原市の会員制のスポーツクラブを利用した。利用時の体調ははっきりしていない。女性は25日に医療機関でPCR検査を受けて陽性と判明した。

 54例目の栃木市の70代男性は22日から37~38度台の発熱などがあり、25日に医療機関で肺炎像を確認。26日にPCR検査で陽性とわかった。県内で判明した感染者は計54人。(池田拓哉)