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経済インサイド

 2月29日、東京・二子玉川の楽天本社。携帯電話事業への本格参入を前に、三木谷浩史会長兼社長ら幹部が集まっていた。大手3社に次ぐ新たな携帯電話会社として料金面でどうアピールするか。料金プランを発表する3日前のこの日も議論は続いていた。焦点は採算性の確保だった。

 三木谷氏が出した答えは、「自社で通信網を整備する大都市などではデータ通信無制限、それ以外は上限を月2ギガバイト」にという地域分割の料金体系だった。複数の楽天関係者によると、大手の半額以下となる「月2980円で無制限」プランの導入の方向性は早期に固まった。三木谷氏はかねて「他社がまねできない料金体系」「できるだけシンプルに」と強調していた。

拡大する写真・図版オンライン発表会で料金プランを説明する楽天の三木谷浩史会長兼社長=2020年3月、同社提供

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去った「立役者」

 だが全国一律での「無制限」は難題だ。自前の基地局のエリア以外はKDDI(au)に通信網を借りる。全国で利用者が無制限にデータを使えばauへの利用料支払いが増え、大赤字になりかねない。その結果が、地域分割の料金体系だった。

 安さと採算性のバランスについ…

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