[PR]

 囲碁の世界メジャー棋戦「夢百合(ゆめゆり)杯」の準々決勝が27日にあり、日本の一力遼八段(22)は中国の謝科(しゃ・か)八段(20)に黒番中押し負けし、世界メジャー棋戦での日本勢3年ぶりの4強進出はならなかった。世界トップ棋士ら64人が出場するトーナメント。一力は昨年10月の開幕ステージで3連勝し、日本勢4人の中でただひとり8強に残っていた。4強を逃した一力は局後、「序盤に悪くしてたいへんな碁になった。中盤にがんばって難しい形勢にしたと思ったが、厳しかった」と話した。

 一力の準々決勝は当初3月に予定されていたが、新型コロナウイルス禍で延期され、今回、世界メジャーでは異例のネット対局で打たれた。8強は一力のほかは中国選手で、残る準々決勝3局は後日、対面で打たれる。

 日本勢の世界メジャー制覇は2005年の張栩九段(40)の「LG杯」優勝を最後に途切れ、その後は中国、韓国勢の後塵(こうじん)を拝してきた。17~18年のLG杯で井山裕太棋聖(30)が決勝に進んだが、優勝はならなかった。(大出公二)