富山)感染の男性2人死亡 富山市「老健施設を憂慮」
田添聖史
富山県は27日、新型コロナウイルスに感染していた富山市の70~80代の男性2人が亡くなったと発表した。県内の死者は計7人になった。また、朝日町に住む80代女性の感染を明らかにし、感染者は計179人になった。
県によると、亡くなった2人は、クラスターが発生している富山市内の老人保健施設「富山リハビリテーションホーム」の入所者だった。70代男性は26日に感染症指定医療機関に入院後、80代男性は同じ日にホーム内で死亡が確認されたという。感染がわかった80代女性も、ホームの技師で25日に感染が判明した60代男性の母親という。
県や市によると、27日時点で、ホームでは入所者や職員ら計52人の感染が確認され、入所者とホームから転院した人の死者が計5人になった。現在は感染者24人を含む計47人が入所しており、職員数人が介護を担当。県は、県介護老人保健施設協議会にスタッフを派遣するよう要請したという。
ホームを巡っては、富山市の…