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 埼玉県越谷市で27日、ドライブスルー方式による新型コロナウイルスのPCR検査が始まった。市と医師会が独自に共同開設した「越谷市地域外来・検査センター」で、負担過剰気味の保健所の業務を助ける。県外で導入が始まり、県も「発熱外来PCRセンター」の開設で検討中というドライブスルー方式とは、どういう検査か、越谷市で取材した。

 市夜間急患診療所の駐車場で、やってきた車を職員が誘導して停車させた。25日あったリハーサルの様子だ。職員が窓越しに保険証を確認した後、防護服やフェースシールドを着けた医師が窓を開けるよう指示。顔をのぞかせた対象者に「マスクをずらして鼻を出して下さい」。窓越しにスワブ(医療用綿棒)を入れて、検体を採取した。

 その間5分ほど。検体は県内の民間検査機関に運ばれ、結果が出るまで2日間かかるという。初日は5人が訪れた。

 検査は希望者ではなく、市内の医療機関で医師が「感染し軽症の疑いがある」と判断した人に限られ、医師が同センターを予約する。「中等症」あるいは早急に検査が必要と判断した場合は、これまで通り保健所の帰国者・接触者相談センターに連絡する。

 ドライブスルー方式は、患者との接触時間が短く、医療従事者の感染の恐れを最小限に抑えることができる。そのため、徒歩や自転車での来場はできない。

 越谷市の同方式検査は、当面、日曜と休日を除き5月末までの13~15時。市医師会が会員から輪番で医師2人、看護師2人、事務員8人(うち3人は市職員)を現場へ派出する。(春山陽一)