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 北海道の輸出食品の主力だったホタテが、新型コロナウイルスの影響で大幅に値を下げている。高級食材として人気を博していた中国などへの輸出が一気に落ち込んだためだ。主軸だった秋サケやサンマの不漁が続く中、ホタテは北海道漁業を牽引(けんいん)する新たな存在になりつつあっただけに、影響も大きい。

 ラムサール条約の登録湿地でもある北海道東部の野付湾の尾岱沼(おだいとう)漁港(北海道別海町)には毎朝、ホタテが山積みになったかごを載せた漁船が続々と戻ってくる。ただ、漁師の表情はいまひとつさえない。第38三好丸の高根正樹船長(45)は「値段はだめだよ。中国に行くべきホタテが行っていないから」と漁の現状を語った。

拡大する写真・図版尾岱沼漁港に水揚げされたホタテ。中国などへの輸出が困難になり、値を下げている=北海道別海町

 今年の漁を始めた2月初めに1キロ当たり400円を超えていた浜値が、新型コロナウイルスの感染拡大とともに下がり、4月上旬には250円ほどに。「量が10トン、何十トンともなると、値段の差が大きく響いてくる。漁期は5月20日までだけど、早く終えるかもしれない」という。

漁期の違いで野付産直撃

 流氷が運ぶプランクトンなど豊富な栄養素で育つ野付湾のホタテは、大ぶりなうえ食感が良いことで知られる。こうした道内産のホタテは、中国をはじめ香港、台湾、韓国、さらには米国などで高級食材として人気が高い。ホタテは生きたまま殻付きで輸出されるか、貝柱を冷凍にして輸出先で解凍される。

 道内のホタテの生産は2018…

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