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 新型コロナウイルスに立ち向かう医療現場を支援しようと、縫製や模型づくりのプロたちが動き出した。職人たちを束ねるベンチャー企業が医療用ガウンや防護具の製作を主導。切迫する物資不足に対応するだけでなく、仕事が激減した職人の暮らしも支えている。

 奈良県北西部の住宅地に小さな工房を構える「ヴァレイ」に4月上旬、経済産業省から電話がかかってきた。「医療用ガウンが足りない。本来は使い捨てだが、数日着続けている。作ることはできないか」

 ヴァレイは谷英希社長が2016年に立ち上げた会社。有名ブランドから仕事を請け負い、子育てや職場の廃業でいったん仕事を離れた職人たちに、縫製を依頼する事業を営んでいる。

 谷さんは「医療現場は待てない。できることはすぐにやる」と即答。ガウンに必要な生地や型紙の手配を進めた。全国に約200人いる職人たちからも次々と賛同の声が上がり、7月までに10万枚を国に納めることになった。

 職人は自宅でミシンをかけるフリーランスだ。外出自粛で百貨店や洋服店が閉まり、ヴァレイが請け負う作業も激減。5月以降は職人への発注が9割減る見通しだった。同県香芝市の福田ヒロ子さんはヴァレイと仕事をする職人のひとり。「自粛が長引き、仕事がずっとなかったらどうしようとか心配だった。医療現場にも貢献できてうれしい」

 独自の技術で医療機関の支援を始めるベンチャーも続々と登場している。

 模型メーカーのクロスエフェク…

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