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 大正期、郵便物を運ぶ仕事を始めたアイヌ民族の男性が、現在の北海道釧路町の山道で、吹雪のなか仕事に出かけて巻き込まれ遭難死した。釧路町は「責任と命の大切さを伝えたい」とアニメを制作する。男性の無謀とも思える行動の背景に何があったのか。

 アイヌ民族の吉良(きら)平治郎は1886(明治19)年に生まれた。父親を幼いころ亡くし、左の手足が不自由だった。現在の釧路市春採の集落で暮らしていた。

 身重の妻と前夫の幼い子を養っていた平治郎は1922(大正11)年1月、逓送人という職を得た。現在の釧路市と釧路町にある両郵便局約16キロを夜間に往復し、昼間に集荷された郵便物を運ぶ。悲劇は3日後に起きた。35歳だった。

 平治郎は吹雪の夜、重さ約17…

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