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 新型コロナウイルスの感染を防ぐため政府が妊婦向けに配布する予定だった布マスクに不良品が見つかった問題で、不良品を含めた市町村からの返品が3万枚にのぼることが28日、厚生労働省への取材でわかった。

 厚労省によると、27日昼時点で約400の市町村から3万枚が国に送り返されたという。髪の毛の混入や汚れなどがあったものや、黄ばみがあるなどとして箱ごと返送されているものもあり、厚労省はすべてが不良品かどうか確認している。妊婦用の布マスクは14日に50万枚が国から市町村に発送された後に不良品が見つかり、政府は妊婦用の配布を中断している。

 布マスクを巡っては、不良品が明らかになった影響で小中高校や特別支援学校向けの配布も中断している。布マスクは不良品が見つかった2社が未配布分の回収、検品を進めている。一方、全世帯向けでは委託業者で2枚ずつに包装された分については、目視による確認がされているとして配布を続けている。(姫野直行)