休業中の飲食店で空き巣相次ぐ「怒りしかない」 福岡市

新型コロナウイルス

川辺真改 松本江里加
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて休業している福岡市内の飲食店で4月、空き巣被害が相次いでいることが、福岡県警への取材でわかった。県警は店内に現金を残さず、戸締まりを徹底するよう呼びかけている。

 県警によると、被害に遭ったのは飲食店ばかり数店。一部は通常なら営業している時間内に侵入されたとみられるという。

 このうち、福岡市博多区の飲食店は今月下旬、現金約20万円を盗まれるなどの被害に遭った。入り口ドアのガラス部分を割り、内側に手を回して解錠して店内に侵入したとみられる。金庫やレジの中から現金が盗まれていた。県警は窃盗事件として捜査。周辺の防犯カメラなどから侵入した人物の特定を進めている。

 店長の男性(30)によると、23日昼ごろ、店が入るビルの関係者から「店のドアのガラスが割られている。泥棒かもしれない」と連絡を受けた。レジの記録では、22日午後11時ごろに金が引き出されていた。通常なら営業している時間帯だった。

 店は8日から休業していた。店長は「感染拡大防止のため率先して自粛しているなかで狙われ、怒りしかない」と話した。(川辺真改、松本江里加)

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