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 新型コロナウイルスによる感染拡大を踏まえ、日本航空は28日、グループの国内線のほぼすべての便で、隣り合う座席の販売をやめると発表した。新たに購入する分が対象で、すでに座席の指定が済んでいる場合は隣り合うこともある。29日から6月30日までに運航する便が対象になる。

 感染を防ぐため、人との間隔を約2メートル空ける「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」が広がっていることを受け、この方法を取り入れた。2席隣り合わせの場合は通路側、3席の場合は真ん中、4席の場合は真ん中2席を予約できないようにする。

 日航では、緊急事態宣言による外出自粛の影響で、国内線でも利用者が激減している。

 すでに6割強の便の運休を決めており、大型連休中のグループ全体の予約率(22日時点)は33・3%だった。その後も予約率は下がり続けているという。

 販売が制限される対象になる座席は全体の約4割にのぼるという。日航の担当者は「一般的に人との距離を空ければ感染しにくくなると言える。需要減といった事情もあるが、なるべく安心して利用してもらいたい」と話した。(贄川俊