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 福岡県柳川市は28日、新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策を発表した。水郷柳川のシンボルの川下り観光を守るため、船頭に1人5万円の応援金を給付。小中学校の臨時休校で負担が増えている子育て世帯に地元産のコメやノリを支給するなど、独自色の強い内容だ。事業費は約2億6400万円。補正予算案を30日の臨時市議会に提案する。

 応援金は、市内で勤務する約80人の船頭のうち、昨年1年間に60日以上勤務した人が対象。居住地は問わない。市によると、川下り客は一昨年3月に約5万人、同4月に4・5万人だったが、今年は3月が約5千人に減少。4月はほぼゼロになった。市内6社の川下り運航会社のうち2社は休業しており、今後、離職する船頭も出ると予想される。金子健次市長は「コロナが終息したら、ぜひ船頭として戻ってほしいという思いを込めた」と話した。

 一方、子育て世帯への支援では、市内に居住している児童・生徒1人あたりコメ5キロ、ノリ10枚を支給する。市外の小中学校に通う子どもも含め対象は約5100人。中小事業者支援では、国や県の給付金対象者や、5月31日までに連続2週間以上休業した事業者に10万円を給付する。対象は約2300事業者の予定。(森川愛彦)