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 新型コロナウイルスの感染拡大で政府が一律給付する10万円について、新潟県粟島浦村は28日、申請の受け付けを始めた。国から補助金が支給される前に村が「先払い」し、来月1日には申請者の口座に振り込まれる予定。県によると、「県内では最も早い給付になる」という。

 村の担当者によると、対象は島内の175世帯347人。27日に申請書を送付し、28日から村役場など2カ所で受け付けを始めた。島内には民宿など観光に携わる村民が多いが、感染拡大の影響で観光客が減少。「生活が苦しい」との声が寄せられていたという。

 政府の緊急経済対策が盛り込まれた今年度補正予算は30日に成立する見込みだが、「村が来島自粛を呼びかけていることもあり、一日も早い給付が必要だ」として、村が立て替えて給付することを決めた。

 総務省の担当者は「市町村が立て替えるのは初めて聞いた。予算成立後の給付であれば、市町村に補助金を支給できるので問題ない」と話している。(緑川夏生)