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 前回の米大統領選でトランプ大統領に敗北したヒラリー・クリントン元国務長官は28日、今回の大統領選をめぐり民主党候補の指名獲得を確実にしているジョー・バイデン前副大統領を支持する意向を表明した。

 クリントン氏は同日、バイデン氏とのオンライン会合で「もし我々の大統領が科学に耳を傾けて事実を語り、思いやりを示す人物であるならば、今の状況は全く違っていただろう」と語り、バイデン氏を支持する意向を明らかにした。

 クリントン氏とバイデン氏は国務長官と副大統領として、ともにオバマ政権を支えた関係だった。前回大統領選の民主党候補者指名争いでは、バイデン氏はクリントン氏の強力なライバルになる可能性があったが、最終的に不出馬を決めた経緯がある。

 前回クリントン氏を最後まで苦しめたサンダース上院議員は今回、早めに予備選からの撤退を表明。その結果、民主党はバイデン氏のもとで団結に成功しつつある。27日には野党民主党トップのペロシ下院議長も支持を表明し、トランプ氏との対決に向けた態勢を整えつつある。(ワシントン=園田耕司)