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 三重県志摩市は28日、真珠の「核入れ」をするアコヤガイの「母貝」を養殖することをめざし、事業化に向けた実証実験を始めた。昨夏、アコヤガイが全国的に大量死したことを受けた試みで、漁業者たちは、市内にある県栽培漁業センターで育てた20万個の稚貝を、南伊勢町の神前湾に作った新しいイカダで成長させていく。

 市水産課によると、県内では6業者がアコヤガイの種苗生産をしているが、多くの真珠養殖業者が母貝と稚貝のほぼ全量を愛媛県から仕入れている。このため、昨年のような大量死にも対応できるよう、自前で母貝を確保する事業が成り立つかどうかを試す。

 今年3月、志摩市と南伊勢町で真珠養殖などを行う漁業者12人が「三重真珠養殖研究会」を設立し、実験も担う。志摩市で真珠養殖を50年続けている山口寿さん(69)は「昨年はアコヤガイの調達が不安定だった。『今年も死ぬかも』という不安があるが、しっかり育てたい」と話す。

 実験に使う稚貝は今年3月4日…

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