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 新型コロナウイルスに感染し、軽症や症状がない人が宿泊施設や自宅で療養する際、注意すべき「緊急性の高い症状」を厚生労働省が公表した。13項目あり、一つでも当てはまれば、宿泊施設の場合は看護師らに、自宅療養の場合は都道府県の相談窓口に、すぐに連絡するよう呼びかけている。

 「唇が紫色」「急に息苦しくなった」など自覚できる症状が9項目、「顔色が明らかに悪い」など家族ら周囲が確認する症状が4項目ある。原則朝と夜の1日2回本人や家族らにチェックしてもらう。感染を確認した後に入院せずに宿泊・自宅療養となった人は、一度入院治療を受けた人に比べ、その後にウイルス量が増加する可能性があるとして、必要に応じて1日3~4回に増やすとしている。ただし、チェック時以外でも、こうした症状があった場合はすぐに連絡するよう求めている。医師の診断や治療になるべく早くつなげるねらいがある。

 当初は、新型コロナの感染が確認されると全員が入院の対象となっていた。しかし、医療機関のベッドが不足することから、厚労省は3日、高齢者や基礎疾患のある人、妊婦らを除く軽症者と無症状の人で医師が入院の必要はないと判断した人は、自宅や宿泊施設で療養できるとした。しかし、埼玉県で自宅で療養中や入院までの待機中の男性2人が死亡したことを受け、宿泊施設での療養を基本とすると方針を変更した。(姫野直行)