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 樹齢1300年余とされる筑紫野市の天然記念物「長者の藤」がある県指定史跡の武蔵(ぶぞう)寺で29日、藤供養会があった。開山を祝う恒例の法要だが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて来賓は呼ばず、信者ら約20人と営んだ。

 本堂で井上隆照住職(68)らが経を読み、藤の花に感謝を述べるとともにコロナ終息を願った。本尊の薬師如来を開帳し、信者らが焼香。住職らは蓮(はす)の花をかたどった紙の「散華(さんげ)」をまき、藤棚の前へ移って読経し、信者らは改めて焼香した。さらに、全員で藤の根元に酒を注いだ。

 藤の花は八分咲き。井上住職は「疫病が収まることを祈念したい。花を見て和やかな気持ちになってもらえれば」と語った。(成沢解語)