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 酒造会社大手の「日本盛」と「大関」(いずれも兵庫県西宮市)が高濃度のアルコール製品を西宮市へ出荷する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、不足している手指などのアルコール消毒液の代替品として使ってもらおうと生産を始めた。

 医療現場などで使われる消毒用アルコールは品薄の状態が続いている。こうした中、厚生労働省は、アルコール度数の高い酒などを代わりにできるとの見解を示しており、特例措置として販売も認められている。

 日本盛はアルコール分77%の製品5リットルをポリ容器に入れた。大関はアルコール分75%の製品を900ミリリットル入りの瓶に詰める。いずれも5月にかけて、計5千リットルを出荷する予定。ほぼ全量を買い上げる西宮市は、消毒液不足に悩んでいる医療機関などへ提供する計画だ。

 日本盛の担当者は「日本酒メーカーとして、このような形で役に立てるのであれば、うれしく思います」と話している。(松永和彦)