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 5年以上にわたって内戦が続く中東イエメンの混迷が深まっている。暫定政権と反政府武装組織が戦闘を続けてきたが、南部を拠点とする別の勢力が新たに自治を宣言したことで、三つどもえの争いになりそうだ。イエメンでは戦闘ですでに多くの医療施設が破壊されており、新型コロナウイルスの感染が広がれば、壊滅的な打撃になると危惧されている。(ドバイ=高野裕介)

 イエメン南部の分離独立をめざす政治勢力や部族の連合体「南部暫定評議会」(STC)は26日、ハディ暫定政権が拠点とするアデンなどでの自治を宣言した。政権は「クーデターだ」と猛反発している。

 STC関係者は自治を宣言した理由について、朝日新聞の電話取材に対し、「暫定政権は南部で新型コロナ対策に取り組んでいない。今月には大規模洪水もあったが、何も支援しなかった」と話した。

 STCはアラブ首長国連邦(U…

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