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 今年で発売から60周年を迎えるケンミン食品(神戸市)の「焼ビーフン」が、「最も長く販売されている焼ビーフン」としてギネス世界記録に認定された。同社によると、味付きのビーフン商品は世界でこれだけだが、味付きでない商品も含めて「世界最長」の認定を受けたという。

 1月末に認定を受けたと同社が今月、発表した。ビーフンは米粉から作った麺で、発祥は中国南部とされる。同社は戦後、大陸から引き揚げてきた人たちの要望を受けて1960年に「焼ビーフン」を発売した。

 当時の即席ラーメンのように油で揚げると膨らんでしまうため、現在の「ノンフライ麺」で使われる熱風乾燥をいち早く採り入れたという。麺には鶏だしの利いたしょうゆ味がついており、調味料は不要で、肉や野菜と一緒に炒めるだけ。共働き世帯も増える中、栄養バランスのとれた料理が手早く作れるとして、30代前後の女性の購入も多い。

 販売数は年1500万食。粘りの少ないインディカ米の方がおいしく作れるといい、2000年からはタイの工場で生産する。引き揚げ者が多かった西日本でより浸透し、売れ行きは「西高東低」。最も売れるのは福岡県だという。小麦などを含まない「グルテンフリー」食材のブームを受け、今年から米国やドバイへの輸出も始めている。(生田大介)