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 菅義偉官房長官の記者会見の手話通訳者が、30日から顔を透明なシートで覆う「フェースガード」の着用を始めた。通訳者は口元や顔の表情も含めて聴覚障害者とコミュニケーションをとるため、マスクを着用してこなかった。フェースガードの着用により、意思疎通を妨げず飛沫(ひまつ)が防げるという。

 フェースガードは、公明党の山口那津男代表が29日に杉田和博官房副長官に寄贈したもの。30日の会見では、手話通訳者の女性が菅氏の約1メートル隣で通訳したが、十数分の会見中にシートが曇ることはなかった。菅氏は着用について「感染拡大防止に全力で取り組んでおり、その中の(対策の)一つだ」と述べた。

 官房長官会見は原則として平日の午前、午後の2度行われ、菅氏も6日からマスクを着けて臨んでいる。会見場の記者席も記者同士の間隔を空けるために、通常の114席から23席に減らす運用をしている。