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 シャープは30日、春闘で労働組合と妥結していた4月からの賃上げについて、3カ月延期する方針を明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経営環境が厳しくなっているため。会社側が労組側に申し入れており、今後、労組側が協議して判断する。

 シャープは2020年春闘で、ベースアップ(ベア)に相当する賃金水準の改善額を前年より500円多い1500円とすることで労組と合意。4月分の給与から反映される見込みだったが、7月分からに遅らせることを申し入れた。

 シャープは感染拡大で液晶テレビや家電製品を生産する中国やマレーシアの工場が一時停止するなどした。今後の事業への影響も見通せないとして、5月下旬に予定していた新しい中期経営計画の公表延期も決めていた。(森田岳穂)