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 「かるたの甲子園」とも呼ばれ、大津市の近江神宮などで毎夏開かれる「小倉百人一首競技かるた全国高校選手権大会」(全日本かるた協会などの主催)が、今年は新型コロナウイルスの影響で中止される。主管の日本高校かるた連盟(大津市)が29日、発表した。中止は42回目で初めて。

 「かるたの聖地」とされる会場で7月24~26日に団体戦や個人戦を予定し、個人戦は2800人の参加を想定していた。連盟は「感染拡大で予選の実施が難しい。大会は生徒らの全国的な移動を伴うため安全を最優先にした」と説明した。

 第1回大会(8校参加の団体戦)は1979年。映画化された漫画「ちはやふる」の影響もあって競技人口が増え、昨年の団体戦は、386校参加の予選を勝ち抜いた46都道府県(高知以外)代表の61校が出場。個人戦には2337人が参加した。

 連盟の増田勝治会長は「情熱を傾けて練習を重ねていた生徒のみなさんの成果を発表する大会を実施できず、大変申し訳ありません」とコメントを出した。(筒井次郎)