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 埼玉県川口市は30日、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性者と陰性者を取り違えて、それぞれ医療機関を通じて本人に連絡していたと発表した。市は、本来陽性だが陰性と伝えられた人に濃厚接触者はいないとみている。

 市によると、2人は同じ年齢の市内に住む会社員の30代男性。2人とも発熱などの症状があったため、4月8日に同じ医療機関で検体を採取し、市保健所でPCR検査を実施。結果は陽性と陰性に分かれたが、検査結果票には検体識別番号はあるものの名前の記述がないことなどから取り違えた。27日夜に医療機関から指摘され、28日に2人に伝え、謝罪したという。

 本来陽性だった男性は一人暮らしで、症状があったため自宅療養と出社を繰り返していたが、出勤手段は自家用車で対人業務はなく、時差出勤のため同僚との接触もなかったという。本来陰性だった男性は9日から自宅待機していた。

 市ではプライバシー保護のため検査結果票に名前を書く欄がなかったが、現在は名前を書き込むようにしているという。(堤恭太)