インド南部チェンナイを、2月上旬に訪ねる機会があった。昨秋に近くで首脳会談を開いた習近平(シーチンピン)・国家主席を歓迎するため、お面をかぶった生徒たちが校庭に勢ぞろいした学校のことを思い出した。「なぜ、お面を」。ずっと気になっていた。
習氏が写真を見ていたら、ぎょっとしたのではないか。毛沢東語録を掲げて学生たちが集まった文化大革命時代のイメージとも重なる。中国では「習バッジ」をつけた政府幹部が話題になったが、個人崇拝への批判もあって近年、「顔」は抑制気味だ。
学校に連絡すると、マジェスリ先生らが快く会ってくれた。教員たちがネットで拾った写真を印刷し、手作りしたそうだ。「隣国どうしは仲が悪いもの。楽しみながら相手を知る授業の一部として考えました。離れた日本とは摩擦はないが、安倍晋三首相が来たら、ぜひ作りましょう!」
あれから2カ月余。新型コロナ…
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朝日新聞国際報道部