休園中の動物園、元気に暮らす人気者たち 記者が訪ねた

白井伸洋 細川卓
【動画】神戸市立王子動物園を訪ねてフラミンゴについて聞いてみました=白井伸洋、細川卓撮影
[PR]

 なぜフラミンゴは一本脚で立つの?

 アシカはなぜ芸が上手なの?

 動物園に行くと、そんな動物にまつわる素朴な疑問が浮かびますよね。でも、新型コロナウイルスが広がるのを防ぐため動物園はどこも休園中。関西を代表する天王寺動物園大阪市天王寺区)、京都市動物園京都市左京区)、神戸市立王子動物園神戸市灘区)の三つの園の協力を得て、飼育員さんや獣医師さんに直接聞いてきました。

 園では、むしゃむしゃと葉っぱを食べるキリン、気持ちよさそうに昼寝をするアシカ、数字で遊ぶゴリラ……。動物たちが元気に暮らしていました。

 ――なぜフラミンゴは一本脚で立つの?

 「一つは、体温をむだに下げないようにするためです。フラミンゴは水辺で暮らしており、脚を長くつけていると体温を奪われやすい。もう一つは脚を1本ずつ休ませているという働きがあると言われています」(神戸市立王子動物園の獣医師、谷口祥介=たにぐちしょうすけ=さん)

【動画】アシカにまつわる疑問に答えてくれるのは、天王寺動物園のアシカ担当飼育員=白井伸洋、細川卓撮影

 ――アシカはなぜ芸が上手なの?

 「アシカは遊ぶのが大好きで、人なつっこいです。遊びながらごはんをあげることで、いろんなことを覚えることができます。一度覚えたことは、半年たっても忘れません」(天王寺動物園のアシカ担当飼育員、河合芳寛=かわいよしひろ=さん)

【動画】レッサーパンダにまつわる疑問に答えてくれるのは、京都市動物園のレッサーパンダ担当飼育員=白井伸洋、細川卓撮影

 ――レッサーパンダは甘党なの?

 「リンゴやブドウが特に好きです。食肉目(しょくにくもく)(レッサーパンダやイヌ、ネコなど)の動物は甘みをあまり感じないらしいですが、レッサーパンダは珍しく甘みを感じることができると言われています」(京都市動物園のゴリラ担当飼育員、中原文子=なかはらふみこ=さん)(白井伸洋、細川卓)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません