サッカーの本田圭佑選手、ブラジルからオンライン会見=本人撮影
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 トップアスリートによる音声サービス「Now(ナウ) Voice(ボイス)」を立ち上げたサッカー元日本代表の本田圭佑が30日、ブラジルからオンラインでの合同取材に応じ、新型コロナウイルスで休校が続く子どもたちに向けて「当たり前を覆していく力を身につけてほしい」とエールを送った。

 ナウボイスは本田らの声をウェブ上で聞くことができるもので、29日に始まった第1弾にはSNSの総フォロワー数1200万人超の16選手が「日本の子どもたちへ」というテーマでメッセージを発した。本田は「人として深みがあり、新しい挑戦への耐久性が強い選手がそろった。自分が欲しかったサービス」と述べた。

 子どものころ、父親から「やるなら勝て。2番はビリと一緒や」と言われたことや、大叔父から「サッカーノートをつけなさい。継続すれば一流選手になれる」と助言されたことは、今も支えになっているという。本田は「成功者って誰かの一言を強く受け止めて、信じて、実行している。僕は家族に恵まれてサッカーで成功するための基礎を作ってもらった」と振り返る。

 このサービスで、本田は子どもたちに「日常生活の『なぜ?』を見つけてほしい」と語りかけた。

 「今の世の中、5年前のスキルや知識はすぐ使い物にならなくなる。テストで高得点を出すための勉強に意味はない。必要なことはどういう哲学で生きて、実際に何ができるか。物事を『なぜ?』と問う力は、成功や学びを続けられる教養の一つ。周りや自分に問い続けて、僕らが感じている当たり前を覆す力を身につけてほしい」

 サービスは当初6月開始の予定だったが、コロナ禍で苦しむ人たちに届けばと約1カ月前倒しで始めた。5月末までウェブやアプリから無料で利用できる。(野村周平)