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 トランプ米大統領は30日、6月に米国で開催する方針を示していた主要7カ国首脳会議(G7サミット)について、9月以降に延期する考えを記者団に明らかにした。また、参加国を増やして「G10かG11」にする意向も示し、インド、韓国、オーストラリアのほか、ロシアを招待する考えも示した。

 開催時期については、各国首脳が9月の国連総会演説のためにニューヨークを訪れる時期を挙げた一方で、11月3日の米大統領選挙の後の可能性も示唆した。

 今年の議長国の米国は当初、ワシントン郊外の大統領専用の山荘「キャンプデービッド」で会議を開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、いったんはテレビ会議形式への変更を決定。ところがトランプ氏が5月20日に、正常化のメッセージになるとして、当初の予定通り各国首脳を招いて開催する意向を示した。ホワイトハウスは6月下旬にワシントンで開催する方針を示していた。

 これに対して英仏の首脳は参加の意向を示したが、ドイツのメルケル首相が、新型コロナの感染が収束していないことを理由に訪米を見送る意向を伝えた。安倍晋三首相は25日の記者会見で「諸般の事情が許せば参加したい」と述べていた。(ワシントン=大島隆)