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 新型コロナの影響は、部活動の長期休止にも及んだ。そんな中、レノファ山口の霜田正浩監督(53)や選手らがインターネットを通じて児童・生徒らにアドバイスする「オンライン・ミーティング」が、クラブの発案で催された。プロの考えを吸収する貴重なひとときとなった。

 「緊張や不安で、動きが硬くなるのが悩み」

 5月23日、県立宇部高校のサッカー部員約50人が、パソコン画面を通じて霜田監督に質問をぶつけた。「全世界のサッカー選手が緊張する。でも、サッカーを好きな気持ちが上回れば不安はなくなる。結果は気にしないこと」。霜田監督がアドバイスした。

 《部活がなくなって体重が増えた。腹を引き締めるには》との質問には、「プレッシャーをかける必要はない。うちのコーチから、腹筋と体幹トレーニングのメニューをあげます」と話した。

 質問に先立ち、霜田監督は「人生で必要なことはサッカーから学べる」をテーマに約40分間講義。「ピッチでは、状況をどう打開するかを考えなければいけない。解決能力や集中力を鍛える意味で、学習はすべてサッカーの練習につながっている」「思うようにならない時に諦めないこと。努力する天才になろう」などと語りかけた。

 終了後、DFで主将の鈴木大晴さん(3年)は「立ち止まらないように、という一言が響いた。心からサッカーを楽しもうと思う」と話した。

 オンライン・ミーティングは高校生向け。6月上旬ごろまで、県サッカー協会を通して募集し、申し込みに応じて実施を検討するという。

 一方、5月5日には、抽選で選ばれた小学生がレノファの選手にオンラインで質問できる「こどもの日」限定の催しもあった。《足が遅くてもうまくなるには》との質問に、田中パウロ淳一選手(26)は「ドリブルやキープといった相手にボールを奪われない技術を身につけよう」。清永丈瑠選手(25)は「小学生の間は、とにかく誰にも負けないくらいボールに触り続けよう」と答えた。(高橋豪)