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 新型コロナウイルス対策で続いた「巣ごもり」。外出を控えるという生活様式が定着しつつある中、「自宅で散髪」「家飲み」にちなんだ商品が人気を集めている。

 「前髪セルフカッター」。前髪を挟んで切り、整えるという散髪関連の商品だが、今年2~4月の売り上げは前年同期比3・4倍の約6千個、入手まで最大2カ月待ちとなっている。税抜き1980円。「不器用な人でも大丈夫」というのが宣伝文句で、1年半前にアメイズプラス(名古屋市中村区)が発売したが、「巣ごもり」で人気に火がついた。

 広報担当者は「『接触は控えたい』『自分でできることは自分で』という流れの中、今後もこういった商品への需要は続くと思う」と話す。

 散髪関連商品は軒並み人気で、家電量販大手ビックカメラ(東京)によると、バリカンの4月の売り上げは前年比2・5倍。5千円前後の商品が売れ筋だという。

 総合刃物メーカーの貝印(東京)は、カミソリなど約70種類の関連商品を扱っているが、4月の売り上げは前年比で1・2倍。特に刃先部分が短く、カットがしやすい「セルフ用スキハサミ」(税込み1540円)には注文が殺到し、入手ができない状態が続いているという。

 貝印は5月、「オンラインヘアサロン」を開設。髪の切り方のコツを動画で紹介している。「家族の髪を初めて切る人には参考になるようで大きな反響が寄せられています」と担当者。

 5月16日に営業を再開した名古屋市中区のロフト名古屋。販売促進係の担当者は「料理に力を入れる人が増えたせいか、全体的に消費の落ち込みが目立つ中、フライパンやホットプレートといった家庭用品はよく売れている」と説明する。

 そんな中、自宅で飲酒を楽しむ「家飲み」関連の商品を集めたコーナーを設けた。一押しは冷却剤入りの三層構造で零下まで飲み物を冷やせるという新商品のタンブラー(税抜き2980円と同3480円の2種類)。このほか透き通った氷を作れる器具、小型の燻製(くんせい)器などの商品も並べている。(臼井昭仁)