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 新型コロナウイルスの影響で休校が続いた茨城県内の公立小中学校は6月1日以降、全員が顔をそろえる通常登校が順次始まる。1日に再開する守谷市では市立守谷小学校(894人)の奈幡正校長(55)が、「あいうえお作文」を通して休み中も子どもたちと交流してきた。「はやく らんどせるをしょいたいな」。届いた作文を胸に、奈幡校長は再会を心待ちにしている。

 「あいうえお作文」は自分の名前の文字を使って、自己紹介や学校生活の抱負などを書いてもらおうというもの。休校中でも子どもたちとつながりが持てるようにと奈幡校長が考えた。

 教員らが配信する動画サイト「守小チャンネル」で4月20日から呼びかけ、42人の子どもたちから封書やはがきなどで作文が届いた。

 最初に届いたのは、4年生の日高(ひだか)こころさん(9)。「ひとりひとりが だいじな かぞくの ことを コロナウイルスから、まも ろう」。コロナから守ってくれるようにと「けいさつ犬」の絵が添えられていた。

 6年生の菅田明花(すげたあすか)さん(11)は「(略)あたりまえの毎日が すこしでも早くもどって がっこうに行けますように」と願った。

 新入生の大原正太郎君(6)も「おおきなこえで おへんじします はやく らんどせるをしょいたいな しょうがっこうにいったら よろしくね うたをうたったり、たいそうしたり たくさんおともだちをつくります ろくねんかようもりやしょう うれしいな がんばろう」とつづった。

 奈幡校長は、作文を書いた子の担任教諭とともに、一人ひとりに手書きの返事を「賞状」として、はがきで返信した。

 同校では5月末に保護者との同伴登校があったが、本格的な学校再開は4月初めに入学・始業式をして以来、約2カ月ぶりになる。

 「ようやく子どもたちと会える。うれしいですね」(佐藤清孝)