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 新型コロナウイルスに感染して一時は入院していた英国のジョンソン首相が4月30日、公務復帰後の初の記者会見をした。英国内の感染は「ピークを過ぎた」との見方を示し、3月下旬から続けている学校の一斉休校や外出制限などの措置の緩和計画を来週明らかにすると述べた。

 ジョンソン氏は、新型コロナ感染による入院の件数や、集中治療室(ICU)で治療を受けている患者の数が減ってきたことに触れ、「光が差してきた」と指摘した。この傾向を続けるには「みんなの規律と協力が欠かせない」と語り、日常生活に一定の制限が続くことに理解を求めた。

 もともと、外出制限や商店の閉鎖などの措置は3週間ごとに見直すことになっていた。次の見直し期限は5月7日になる。

 英国でコロナ感染で亡くなった人は4月30日までに2万6771人で、米国、イタリアについで世界で3番目に多い。病院での死者は減少傾向にあるものの、介護施設での被害の拡大が懸念されている。

 ジョンソン氏は3月末に新型コロナの感染が発覚し、一時はICUに入るほど病状が悪化した。4月12日に退院し、27日に公務に復帰していた。(ロンドン=下司佳代子)