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 国税庁は1日、アルコール度数の高い酒を手の消毒用として出荷する場合には酒税を課さないとする臨時的な特例を設け、発表した。1リットルあたり600~800円前後の酒税がかからない計算になる。

 消毒用に使えるとされているのは、アルコール度数が60~83度の酒。酒税法では飲めるアルコールを「酒」と定義しているが、今回の特例では「飲用不可」などとラベルを貼って消毒用として売り出されれば課税の対象から外される。

 特例の対象となる度数の蒸留酒であれば通常、1キロリットルあたりアルコール度数×1万円の酒税がかかり、メーカーはその分を上乗せして販売している。同庁は安価に流通させることで消毒用アルコールの不足を解消させたい考えだ。

 ただし、ラベルを貼り替えて酒として転売した場合などは、無免許での製造や販売として酒税法違反に問われる可能性があり、同庁が注意を呼びかけている。(中野浩至)