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 政府は1日、インターネットを使った初のテレビ会議形式の閣議を行った。新型コロナウイルスへの感染を防ぐため、閣僚の密集を避ける狙いだ。

 首相官邸の大会議室では、安倍晋三首相と菅義偉官房長官が着席した正面に大型モニターが置かれ、各省の大臣室などが映し出された。安倍首相が入室する前には、茂木敏充外相や西村康稔経済再生相からマスク着用の必要性を問われた菅氏が「一応した方がいい」と応じる場面もあった。

 閣議は、東京都などに緊急事態宣言が出されたり、閣僚の秘書室で感染者が出たりしたことから、4月10日以降、事務方が順番に閣僚の署名を集める持ち回り形式で開催してきた。菅氏は閣議後の記者会見で「久しぶりに閣僚が顔を合わせて行う閣議の機会が持て、よかったのではないか。特に大きな問題はなかったと思う」と話した。

 閣議は内閣法に定められ、法案や政令など政府の重要事項を決定する会議。原則、全閣僚が出席して火曜と金曜の週2回あり、案件ごとに閣議書に全閣僚が署名する。