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 米アップルが30日発表した2020年1~3月期決算は、売上高が前年同期比1%増の583億1300万ドル(約6兆2500億円)、純利益は3%減の112億4900万ドル(約1兆2千億円)で、増収減益だった。新型コロナウイルスの影響で、世界各地でアップルストアを一時閉鎖しており、iPhoneの売り上げが同7%減の289億6200万ドルとなったことが大きく響いた。

 ただ、アプリや音楽配信など、同社が力を入れる「サービス部門」は同17%増の133億4800万ドルと過去最高を記録。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、他地域に先がけて3月半ばにかけてストアを再開した中国市場について、「需要の観点でいうと、3月は2月よりも改善し、4月は3月よりもさらに改善している」として、状況の好転に期待を示した。

 アップルは1月下旬、1~3月期の売上高見込みの範囲を「630億ドル~670億ドル」と発表。だが、新型コロナの拡大を受け、2月半ばにこの予測を達成できない見込みだと公表していた。30日の決算発表では、近い将来の状況を見通しづらいとして、4~6月期の売上高の見通しを明かさなかった。(サンフランシスコ=尾形聡彦)