即位から1年が経った1日、天皇陛下は皇居を訪れ、宮中三殿で拝礼する皇室の祭祀(さいし)「旬祭」に臨んだ。皇居・半蔵門を車で通過する際にはマスク姿で報道陣に会釈した。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、公的な活動が減り、お住まいの赤坂御用地から皇居に「通勤」する機会も少なくなっている。皇后雅子さまとともに国民への影響を気にかけ、感染症の専門家らから説明を受けている。

 4月28日には、日本経済研究センターの岩田一政理事長から、感染拡大による経済への影響について話を聞いた。岩田理事長によると、陛下は、1929年に始まった世界恐慌以来最悪とも言われる世界経済のマイナス成長による国民の暮らしへの影響や、コロナ禍を克服するための国際協力などに関心を寄せていたという。(杉浦達朗)