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 医療機関や自治体から依頼を受けて新型コロナウイルスのPCR検査を実施した民間検査会社「保健科学研究所」(本社・横浜市)が陰性を陽性と誤って判定した事例が38件あったことが分かった。横浜市が4月30日に立ち入り検査し、1日発表した。

 市によると、同社が4月28日に実施した137件の検査のうち38件を誤り、依頼を受けた医療機関や自治体に通知していた。38件の内訳は神奈川県が横浜市と県内4病院で20件、東京都が1病院で14件、静岡県が2病院で4件という。

 試薬の調整、試薬と検体の混合という作業過程で、何らかの異物が混入したとみられる。1人が一貫して取り組んだため、手袋などについた物質が混じった可能性があるという。

 同社は作業の分担のほか、手袋交換や消毒の徹底といった再発防止の取り組みを始めたという。横浜市は誤判定の原因について報告書の提出を求め、改善点について行政指導する。(吉野慶祐)