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クールビズ開始 一律期間は今年度が最後

 夏を軽装で過ごし、冷房を控える「クールビズ」が1日に始まった。期間は9月末まで。取り組みの定着もあり、国が期間を定めての実施は今年度が最後になる。また新型コロナウイルスの流行で室内にこもりがちの日々だが、夏に向けて熱中症にも気を付けたい。7月には関東地方を中心に、熱中症の危険をより反映した新たな警報の試行も始まる。

拡大する写真・図版新型コロナの感染拡大防止のため、かりゆしウェアとマスク姿で仕事をしてクールビズの開始をアピールする環境省職員=2020年5月1日午前9時57分、環境省、水戸部六美撮影

 クールビズは小池百合子・東京都知事が環境相だった2005年に始まった。国が期間を定め、エアコンの設定温度の適正化やノーネクタイなど服装の工夫を呼びかけるものだ。それまでも故・羽田孜元首相が愛用したことで有名な夏場の半袖スーツ「省エネルック」などの取り組みはあったが、ノーネクタイは普通のビジネスマンにも抵抗が少なく定着していった。

 環境省によると、個人約1万5千人と企業約4千社から回答を得た昨年度のインターネット調査で、クールビズの認知率は約9割、実施率は約7割だった。

 東日本大震災が起きたときは、その後の節電で、期間の延長やポロシャツなどさらなる軽装を呼びかける「スーパークールビズ」も実施された。

 近年は地球温暖化などの影響で、期間以外も極端な気温の日が増えている。冬場に暖房の設定温度の適正化や服装の工夫を呼びかけるウォームビズも昨年11月の期間初日には、東京都内の最高気温が20度を超えた。

 一律に期間を決めるのが実態と合わなくなる中で、小泉進次郎環境相は職員の服装を自由化。国として呼びかけてきたクールビズとウォームビズも、来年度からは一律に期間を定めるのをやめることを決めた。引き続き、温室効果ガスの排出削減は呼びかけるが、それ以外は企業や団体の自主的な取り組みに委ねる。

 これまでクールビズの期間初日に、環境省の職員がアロハシャツやかりゆしをまとい、テレビ撮影に応じる姿は風物詩にもなってきた。この日は新型コロナの流行で、職員の7割超はテレワーク中。人影まばらな職場で、かりゆしウェアを着た担当課職員がクールビズの開始を静かにアピールした。

拡大する写真・図版かりゆしウェアで仕事をしてクールビズの開始をアピールする環境省職員。新型コロナの影響で7割超が在宅勤務。職場の人影はまばらだった=2020年5月1日午前9時57分、環境省、水戸部六美撮影

 脱炭素ライフスタイル推進室の磯辺信治室長は、来年度以降の呼びかけ方法は検討中としたうえで「大切なのは、無理せず、過度な冷房に頼らないこと。今年はまだ期間を定めるが、それ以外のときも、気温に応じた室温設定や服装の工夫を心がけてほしい」と話した。

夏日の大型連休 新型コロナ流行中の熱中症対策は?

 大型連休は全国的に夏日になるところが多そうだ。この時期から気を付けたいのが熱中症。例年、5月ごろから発生し、高温多湿になる梅雨明けの時期に多発する。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、例年とは違う対策が求められる可能性がある。

 帝京大医学部の三宅康史教授は「外出自粛で家の中にいることが多いと、暑さに慣れないまま夏を迎え、熱中症が増える恐れがある」と心配する。うまく汗をかいて、体温を下げられるようになるには、暑さに体を慣らす期間が必要だ。

 ここ数年の熱中症による救急搬…

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