日本生命、朝礼もデジタル 時間決めず空いた時に
山下裕志
会社での朝礼もデジタルに――。日本生命が5月7日から、営業職員を対象に「デジタル朝礼」を本格導入する。会社が貸与したスマートフォンを使って、上司のメッセージ動画などを視聴してもらう。在宅勤務でも情報を共有できるようにする狙いで、大手生命保険会社で初めてだという。
これまでの朝礼は、営業職員が各拠点にいったん出社し、30分~1時間ほどかけて実施していた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、営業職員は4月14日から全国で在宅勤務に移行したため、朝礼もなくなっていた。
デジタル朝礼ではスマホのアプリ上で、上司が話す動画や研修用の番組を視聴したり、当日の新聞記事のポイントを共有したりできる。朝礼の時間は決めず、空いた時間を使って見てもらう。効率的に働くことにもつながるとみている。
新型コロナが流行する前の昨秋から実証実験を続けてきたが、まずは5月7日から約7千人を対象に本格導入する。今後、全国で約5万人の営業職員に拡大していくという。(山下裕志)
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