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 アパート建設大手のレオパレス21が、施工に不備のあった物件の改修を終える時期を今年末から延期すると発表したことを受けて、赤羽一嘉国土交通相は1日の閣議後会見で「予定通り進んでいないことはきわめて遺憾だ」と批判した。

 遅れの原因を明らかにしたうえで改善策を国交省に報告するよう、レオパレスに求める考えを示した。

 レオパレスは昨年10月末に改修計画を発表し、施工した全3万9千棟のうち、不備があった約3万棟の改修を今年末までに終えるとしていた。

 しかし、4月13日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全ての改修工事を原則中断すると発表。30日には「当面の間、通常通り工事を行うことが不確実」とし、改修計画を見直して完了時期は改めて公表する、と発表した。

 ただ、改修工事は新型コロナの影響で中断する前から人手不足などで遅れており、今年3月末時点で改修を終えた物件はわずか約1千棟にとどまる。

 このため国交省は、改修が遅れている原因を報告するよう、レオパレスに求めることにした。赤羽氏は会見で「こうした状況が続くことは望ましいことではない。同社のとりくみを厳しく監視指導していく」と話した。(高橋尚之)