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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、休止が続いている部活動。選手たちのモチベーション維持が課題となる中、秋田県鹿角市の十和田高校野球部は、自宅での練習の様子を動画で撮影し、SNSで連日公開するユニークな企画に取り組んでいる。

 「Home TOWADAプロジェクト」と銘打たれたこの企画は、「『見られている』『期待されている』と選手たちが感じれば使命感が出るし、喜びになるのでは」と考えた神居恵悟監督(25)が発案。緊急事態措置を受けて県立校が再び休校となった4月21日に始まった。休校期間中に自主的に取り組んだ活動を選手たちに動画で記録してもらい、監督が1分程度の長さにまとめて毎晩ツイッターやインスタグラムに投稿している。

 選手たちの活動は素振りやストレッチ、重量挙げなどさまざま。中には「番外編」として、田植えの手伝いをする様子を映したものもある。神居監督は「勉強でも読書でも何でもいいから、自分のためになるようなことをして送ってほしいと話しています」と語る。

 プロジェクト3日目からはテレビ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使ったオンラインミーティングも導入。筋力をつけるために効果的な食事のとり方や、睡眠の質を高める方法などを伝え、自宅でのトレーニングに生かしている。

 主将の豊田駿平選手(3年)は「多くの方に見てもらえることで、自粛中も練習を頑張ろうと思える」と手応えを話す。1人での練習が続く中、ほかの部員の練習している姿が見えるのも、モチベーションにつながっているという。

 プロジェクトの様子は野球部の公式ツイッターアカウントなどで視聴できる。(高橋杏璃)